大講義室の難 [なじょしたものか]
大講義室、これも大学の特徴のひとつであろう。
教授は、階段状に下から上までそびえたつ学生に向かって講義をする、
というものだ。
何人くらい入れるのか、キャンパス内で一番大きな部屋であろう。
いや、一番は体育館か、
大学内の体育館ってあるのか、見たこともない。
私が、足を踏み入れた中では一番、としたほうが良かろうか。
ここで「教育学概論」を受講する。
実は、別科に来た一番の目的がこの教科の受講であった。
教育とは何か、教育が人間（あるいは他の生き物）に与える影響とは何か、
教育はどこへ進めばよいのか、などどいう
教育の何たるかを学ぶのである。
当初、教育学概論は三つあって、どれか一つをチョイスせねばならなかったが、
私は、全部受講したかった。
概論を語るくらいだから、それ相当の研究をなさった教授たちだろうし、
お一人が「教育ってこうなんだよ」と言うのを聴くってよりも、
「いや私は教育とはこうだと思う」
「それに加えて教育とは」と
三人三様にお語りいただくなかで、
では、にしにしはこう考える、と学んだら意義深かろう、と思った。
で、
他お二人のことは存じ上げない。
私が受講する、この教育学概論は、深い。至福の時だ。
しかし、この至福を唯一邪魔するものあり。
臭いなのだ。
別科では、この教育学概論の直前が、
これまた有意義な、総合演習が入っており、
フルに時間を要するため、
教育学概論にはぎりぎりの状態で大講義室に駆け込む。
入口は頂上、教授から一番遠いところだが、
入った途端倒れそうだ。
加齢臭などという言葉があるが、
中高年者が臭くて耐えきれなかったことは記憶にない。
やはり若さゆえの体臭と、それに勝る
化粧品臭である。
それが渾然一体となって頂上で集結するからたまったものではない。
職業柄、業務をいち早く察知するため、
臭覚は結構便利に使ってきた。
排泄物の臭いは、まあ良い匂いではないにせよ
耐えられないものではない。
ちゃんと清潔にすればきちんと臭わなくなる。
香水という類のものは悪くないのだろうが、
これ付け過ぎでしょという量がいけない。
大学生が怖かった、最初の夜、
実兄の妻、つまり義姉と話した時
可愛い姪のことを、あまり香水臭くないね的な話をしたら、
首を横に振って「今は男の子のほうが付けるのよ」と言っていた。
半信半疑だったが、
こりゃたまらんと、大講義室を下り前のほうへ移動する過程で
くんくんリサーチしてみると、
なるほどその通りで、男子学生のほうがフレグランス臭（あえて臭と書きますごめん）がきつい。
男子大学生にお願い。
純せっけんを買って、まずは汚れをきちんと落とす。
あかすりで無用にこすらず、掌でなでるだけでよし。
そして、フレグランス系を使うときは、一滴だけ。
テンポ良く必要な場所に付ければ十分。
そしてね、
新鮮なあなたの体臭が、いちばんカッコいいとおばさんは思う。
教授は、階段状に下から上までそびえたつ学生に向かって講義をする、
というものだ。
何人くらい入れるのか、キャンパス内で一番大きな部屋であろう。
いや、一番は体育館か、
大学内の体育館ってあるのか、見たこともない。
私が、足を踏み入れた中では一番、としたほうが良かろうか。
ここで「教育学概論」を受講する。
実は、別科に来た一番の目的がこの教科の受講であった。
教育とは何か、教育が人間（あるいは他の生き物）に与える影響とは何か、
教育はどこへ進めばよいのか、などどいう
教育の何たるかを学ぶのである。
当初、教育学概論は三つあって、どれか一つをチョイスせねばならなかったが、
私は、全部受講したかった。
概論を語るくらいだから、それ相当の研究をなさった教授たちだろうし、
お一人が「教育ってこうなんだよ」と言うのを聴くってよりも、
「いや私は教育とはこうだと思う」
「それに加えて教育とは」と
三人三様にお語りいただくなかで、
では、にしにしはこう考える、と学んだら意義深かろう、と思った。
で、
他お二人のことは存じ上げない。
私が受講する、この教育学概論は、深い。至福の時だ。
しかし、この至福を唯一邪魔するものあり。
臭いなのだ。
別科では、この教育学概論の直前が、
これまた有意義な、総合演習が入っており、
フルに時間を要するため、
教育学概論にはぎりぎりの状態で大講義室に駆け込む。
入口は頂上、教授から一番遠いところだが、
入った途端倒れそうだ。
加齢臭などという言葉があるが、
中高年者が臭くて耐えきれなかったことは記憶にない。
やはり若さゆえの体臭と、それに勝る
化粧品臭である。
それが渾然一体となって頂上で集結するからたまったものではない。
職業柄、業務をいち早く察知するため、
臭覚は結構便利に使ってきた。
排泄物の臭いは、まあ良い匂いではないにせよ
耐えられないものではない。
ちゃんと清潔にすればきちんと臭わなくなる。
香水という類のものは悪くないのだろうが、
これ付け過ぎでしょという量がいけない。
大学生が怖かった、最初の夜、
実兄の妻、つまり義姉と話した時
可愛い姪のことを、あまり香水臭くないね的な話をしたら、
首を横に振って「今は男の子のほうが付けるのよ」と言っていた。
半信半疑だったが、
こりゃたまらんと、大講義室を下り前のほうへ移動する過程で
くんくんリサーチしてみると、
なるほどその通りで、男子学生のほうがフレグランス臭（あえて臭と書きますごめん）がきつい。
男子大学生にお願い。
純せっけんを買って、まずは汚れをきちんと落とす。
あかすりで無用にこすらず、掌でなでるだけでよし。
そして、フレグランス系を使うときは、一滴だけ。
テンポ良く必要な場所に付ければ十分。
そしてね、
新鮮なあなたの体臭が、いちばんカッコいいとおばさんは思う。
2011-05-29 07:06
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コメント(4)
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こんにちは
匂い･臭い・ニオイ…困った問題です。スタッフにも香りについては「人によって（特に病気の）不快に感じるから香水は付けないように」と言うと「これはぁ、シャンプーなんですよぉ」･･･。口紅がダメでも色つきリップだったら良いでしょう！と言い張る中学生か。そんな香料たっぷり残してたら禿げるゾ。香りの知識も使い方も、若さゆえ･･･なんでしょうね。
これから夏になるにつれ、汗の上からさらに香水・制汗剤などなど、軽いテロのように不快な臭気に包まれますよ(^^; ひえぇ～～
by ryang (2011-05-30 18:39)
教育学概論、続編を楽しみにしてます。
商売柄、香りは記憶する。が、男子のトワレの使い方がきつくなったのは同感。エゴイストとかブルガリシリーズとか、水商売でもないのにえらい高いもんを使っとるなぁ、でも日本人の体臭には馴染みにくい系統だよなぁとか。えげれすやおふらんすが風呂に入らなくてクサクサなのをコロンでごまかすのとは、風土湿度事情はちょいと違うのだども。でも、うん、一番ベンキョできる時期は一番モテたい時期。分かるんだけどサ。
by もんとれ (2011-06-03 20:42)
ryang さんありがとうございます。
一日一回、汚れを落とせていれば、そうそうひどい体臭にはならないと考えますが、今は、頭皮の汚れを落とせないシャンプーや、体の汚れを落とせない石鹸がはびこり、ボディシャンプーに至っては、落とせない割にすすぎに手間がかかるときています。スキンケアに悩む全ての人が、正しく解決されるよう願うばかりです。
排尿の度ごとに温水洗浄すると、かえって尿道から細菌が侵入するように、洗いすぎのためのトラブルもあるのかなーと思います。
私は、妊娠以降、このテの臭いはめっぽう弱くなりました。まして病んでいる方にお仕えする職業的には、・・・ですよね。
by にしにし (2011-06-04 14:35)
もんとれ さん、ぜーんぶにnice! 付けちゃってくれて何お返ししましょうか。
概論の続編かぁ、ひぇー、深い。たぶん看護師養成課程でも教育学はあったんだけど、さっぱりわからなかった。教えてくれる教授がすばらしいのと、私に少しは聴く耳が生えてきたのかなと思います。
アイルランド男も臭かったー。ベッカ〇さんに良く似た美系人ほど臭かった。食べてるものも日本人とは違うんだろうけど。
by にしにし (2011-06-04 14:43)